倉庫作業員の仕事内容は?向いてる人、必要なスキル・月収相場

「デスクワークより体を動かす仕事がしたい!」「軽作業なら私にもできるかも」と考えたときに倉庫作業員の仕事を思い浮かべた方もいるのではないでしょうか。とはいえ、調べてみると「きつい」「底辺の仕事」という言葉がちらほら……。そこで今回は実際の倉庫作業員の仕事内容と向いている人、必要なスキル、月収、やりがいまで詳しく解説します。

倉庫作業員の仕事内容

倉庫で保管する商品の入庫から出庫までの実作業

倉庫作業員の仕事内容は、倉庫で保管する商品の入庫から出庫までの実作業がメインです。

具体的には倉庫に入ってくる商品を棚に保管・管理し、出庫の指示に基づき棚から取り出します。(※ピッキングと呼ばれる作業)
そして梱包し、発送先ごとに仕分けするところまでが倉庫作業員の仕事です。

食品のような比較的軽い商品から、家を作る部材のような重い商品まで様々な品物を取り扱うため、一概にすべてが体力仕事ではありません

中には不良品や欠品を確認する検品作業や、シールを貼ったり、何かを封入したりする加工の作業にあたる人もいますので、女性も多く活躍しています。

とはいえ、体を動かす作業や重いものを持ち上げる仕事はもちろんあるので、求人に応募する場合はどんな作業の募集なのかよく確認するといいでしょう。

またフォークリフトの作業もあります。運転が好きな人は免許の取得も視野に入れると重宝されますよ。

倉庫作業員に向いている人

集中力がある人

外部の人とコミュニケーションを取らなければならない仕事は、ほとんどありません。会話が苦手な方には取り組みやすい仕事といえるでしょう。

また正確性が求められるのも倉庫作業員の特徴。商品に傷をつけたり、失くしたり、数を間違えるのが御法度です。集中して指示通り確実に作業できる人には向いています。

なお、入庫や出庫の作業の他、倉庫内を整理整頓するのも仕事の一部なので普段から整理が得意な方も評価されます。

まとめ

倉庫作業員に向いているのはこんな人

● 集中してモクモクと作業できる
● 指示に忠実に動くのが好き
● 繰り返しの作業が苦にならない
● 勉強より体力に自信がある
● 整理整頓が得意

倉庫作業員に必要なスキルは?

フォークリフトの免許があると給与が上がる

基本的に倉庫作業員の仕事に特別なスキルは必要ありません
あえていうのであれば、簡単な計算ができて、空間認知能力が高ければ仕事が早くこなせます。
棚卸しや発送準備で、積み上げられた商品を数えるからですね。

なお、必須ではありませんが、フォークリフトの免許があると給料の底上げに繋がります。

倉庫作業員の月収相場

平均月収は23万前後

倉庫作業員の平均月収は23万前後。
フォークリフト作業員は、26万前後
です。

体を壊さない限りは安定した給与体系といえるでしょう。
※経験年数0年から20年の月収(賞与含む)の平均を算出したもの

やりがい・大変な部分は?

大変な部分

職場によってまちまちですが、夏は暑く、冬は寒い作業環境もあります。
もちろん環境整備は進められてきてはいますが、配属先次第です。「絶対に空調整備された職場がいい! 」と考える人には大変と感じられるでしょう。

また、たくさんの人が仕事に従事するため、中にはいじめがあったり、噂話をされたりという職場もあるようです。

やりがい

皆がフラットに意見を言い合い、改善に繋げていけるのはやりがいの一つです。
ほとんどが単純作業の職場ですが、倉庫内が整理された状態を保つには、日々の改善が必要です。フランクな人柄の方が多い現場のため、意見交換する場面は多くみられます。

倉庫作業員で働くなら

「どんな状況下でも物流を止めない! 」という責任感のもと、仕事に従事すれば単調作業の中にもやりがいを感じていけるでしょう。