軽貨物配送の仕事内容は?向いている人、必要スキル、月収相場

「ドライバーに興味がある」「運送業界へ転職したい」そう考えていざ求人を見てみると、「仕事内容が様々でよくわからなくなってきた!」そんなこともあるかもしれませんね。今回は数多くあるドライバーの仕事のなかから、軽貨物配送の仕事内容について紹介します。「正直稼げるの?」「きつくない?」「そもそも業務委託って何?」そんなよくある疑問にもお答えします。

軽貨物配送の仕事内容

軽自動車に乗って、企業や個人宅まで荷物を配達する仕事です。誰もが知る大手通販会社の商品をお届けするケースも多く、ネットで買えるような比較的小さなものを運んでいます。例えば、衣服や書籍、日用雑貨などです。通販で買った商品を自宅に届けてくれる配達員さんを思い浮かべてみるとイメージしやすいですよね。

限られたエリア内で配達を任されることも多いので、長距離を走ったりすることもありません。慣れ親しんだ地元で土地勘を活かして働くことができ、大きなトラックを運転することもないのでドライバー未経験の方にとってもハードルが低いでしょう。実際に「スタートする方のほとんどが未経験」というような企業もあります。

よく見かけるけど…業務委託って何?

業務委託とは、会社と雇用関係を結ばない働き方です。つまり、個人事業主として会社から仕事を貰うことになります。あくまで会社の外部の人間として、いただいた仕事を行った成果に対して報酬が支払われます。

軽貨物配送ドライバーで言うと、運んだ荷物の個数に対して報酬が支払われるケースが多いです。そのため、運べば運んだだけ高収入が見込めます。

また、業務委託で働く場合、正社員と比べて勤務時間に制約がないため自由度が増します。例えば、勤務時間を選べたり週3日勤務や週6日勤務など、出勤日数を自由に選択することも可能です。

軽貨物配送はココがいい!働く側のメリット

ドライバーは、仕事内容によって働き方が180度変わると言っても過言ではありません。日勤のみで一般企業と変わらない生活リズムで働ける仕事もあれば、車中泊をしながら全国を走るような仕事もあります。では、軽貨物配送にはどのような特徴やメリットがあるのでしょうか。

一概には言えませんが、軽貨物配送でよく見られる特徴・メリットを挙げます。

●軽車両を使用するので普通免許1枚で始められる
●決まったエリア内での配達で仕事を覚えやすい
●商品を配達するというシンプルな業務で未経験でも始めやすい
●荷物を運んだ分稼げる。特別なスキルがなくても高収入を狙える
●勤務時間や休日数など自由に選択できるケースが多く、理想の働き方を実現しやすい

軽貨物配送に向いている人

軽貨物配送ドライバーは、個人宅や企業などの配達先で直接お客様とやり取りすることが多いです。お届け時の挨拶など基本的なコミュニケーションは必要になります。

また軽貨物配送ドライバーは業務委託として働くケースがほとんどです。そのため、会社に縛られずに働きたい方や、希望の時間やペースで働きたい方にも向いているでしょう。ただし個人事業主として働くことになるので、経費や車の維持費などは自己負担になります。金銭管理ができるかどうかもポイントになるでしょう。

まとめ

軽貨物配送に向いているのはこんな人

・自分のペースで働きたい
・会社に縛られずに自由に働きたい
・未経験からドライバーになりたい
・頑張りがそのまま収入に繋がる仕事をしたい
・1人が好きだけど人と話すのも嫌いじゃない
・車の運転やドライブが好き

軽貨物配送に必要なスキルは?

軽貨物配送では軽車両を使用するので、普通免許1枚でスタートすることが可能です。比較的軽量で小さな商品を扱うので、荷物は手作業で積み込んだり台車を使用したりするケースが多いです。そのため、特別なスキルがなくても始めることができます。

業務委託の軽貨物配送ドライバーを始める際には、仕事で使う車両は自分で持ち込むか、もしくは会社が用意しているリースやレンタルのサービスを活用するのが一般的です。企業のなかには契約金や加盟料などの初期費用なしでスタートできる環境を整えていたり、確定申告のサポートを行っていることもあるのでチェックしてみるといいでしょう。

軽貨物配送の月収相場

業務委託として働く場合は、休日数や勤務時間など1人1人がさまざまな条件で働いているので一概には言えません。また、企業との契約内容によっても変わってきますが、1日あたり10,000円~14,000円が売上相場と言われています。仮に1日14,000円の売上があれば、月収は以下のようになります。

(一例)
14,000円×月20日稼働(週5日)=月280,000円

軽貨物配送は運んだ個数に応じて収入が変わるので、効率よく配達を行うことで月60万円などかなりの売上を出している軽貨物ドライバーもいます。

注意点として、この金額がそのまま手元に残るわけではありません。ガソリン代や駐車場代などの経費を引いた額が手元に残るため、経費についても予め把握しておいたほうがいいでしょう。

軽貨物配送はきつい?大変な部分・やりがい

・大変な部分

運んだ個数が収入に直結するので、稼ぐためにはより多くの荷物を運ばなくてはいけません。限られたエリアでの配達で長時間の運転はありませんが、配達件数は多くなります。体力勝負な部分もあるので、「軽貨物配送はしんどい……」と感じる方もいるでしょう。

・やりがい

軽自動車を運転し荷物を届ける仕事なので、業務内容自体はとてもシンプル。そのため、特別な経験やスキルがなくても始められます。実際に女性や主婦(夫)さん、シニアなどさまざまな方が活躍していますよ。運べば運ぶほど収入アップにつながるので、高収入を得られるチャンスが誰にでもあります。自分の頑張りが目に見えてわかりやすいのでやりがいを実感しやすいでしょう。