こだわりのトラック。こだわりの経営スタイル。「自分スタイル」を貫き続ける社長が語ったドライバーの在り方。

今回、取材させていただいたのは株式会社VIALESの代表取締役の島廻さんです。まぶしい笑顔が印象的な島廻さんですが、ご自身も人との繋がりの中で、独立という決断に至ったと言います。地場だけに特化した運送会社というスタイルを築きあげたこと、魅力的なトラックへのこだわり、そして管理者として活躍する部長の井田さんにも話をお伺いしてきました。

「自分のスタイルを貫きたい」そう思い、独立を決意しました。

代表取締役 島廻 陽治
鹿児島出身。趣味は釣りとゴルフ。愛知貨物輸送協同組合の経営者仲間と船を借りて海釣りに行くことも。一番好きなのは鯛釣り。

―まず最初に、運送業界へ転職されたきっかけを教えてください。

前職は建築会社で働いていたのですが、26歳の時に地元鹿児島から愛知の親戚が経営している運送会社に就職しました。もっと稼げる仕事がないかと探していたのですが、やはり地元で見つけるのはなかなか難しく、いっそのこと都会に出て働こうと半場飛び出してきた形ですね(笑)30歳になる頃、管理職に昇格。60台程の車両の運行を管理していました。働いている中で、「自分の働くスタイルを貫けていない」「自分が思う従業員が満足できる会社を創りたい」と思うようになり入社から15年程経った頃、独立を決断しました。有難いことに、株式会社LOOPネットワークの高木社長が立ち上げに尽力くださったこともあり、無事に2014年に会社を設立できました。築けば今年で7期目。あっという間でしたね。

―競合他社と事業を差別化されているとお聞きしましたが…。

そうですね。こだわっているのは、地場に特化しており「地場だけで稼げる」ことです。1日1本の運行にしてしまうとドライバーあたりの生産性も下がってしまうので、1日2回から3回戦の地場案件を組み合わせることで効率的に稼げるようにしています。フリー便の需要も少なくなってきているご時世なので、これが一番売上が可視化しやすい体系ではあると思いますね。ただし、年齢を重ねるとともに、1日3回戦も4回戦もこなせるのかという体力面の問題は出てきます。若い時はいいですけどね。たとえば、50代になっても、今と同じような働き方で稼げるかと言えば、決してそうではない。だからこそ、収入を年齢と比例して上げていくのであれば、上に立つ人間にならなければいけないです。事業としては安定しているので、経験を積んだ管理者を増やしていくことが今の目標です。

時代に取り残されないために、最近ではSDGsにも取り組み始めました。

―島廻さんから見て、物流業界の抱える課題はどのようなものだと思われていますか。

ドライバーの就労人口がだんだん減ってきていることには、どこも頭を抱えている実情です。働き方改革が叫ばれる中、昔のように長時間労働で稼ぐのはナンセンスですからね。この業界を守るためにも、国を挙げて抜本的な改革がないとあんまり変わらないんじゃないかなぁとも思いますよ。数多と運送会社がある中で、私たちだけが改善しても本質は変わりませんから。国全体でやっていく問題だと思っています。時代の移り変わりも昔に比べて早いじゃないですか。ボケっとしてると取り残されて行ってしまうので、常に競合他社と差をつけるには、成長意欲を忘れないことだと思っています。例えば、最近ですと会社の新しい取り組みとしてSDGsとDXも認定証を取得しました。すべては荷主様である大手企業に安心して仕事を任せてもらうためです。皆様に「VIALESに頼んでおけば大丈夫」と思ってもらえるように努めることが社長としての役目ですからね。大手にはないスピーディな意思決定と柔軟な対応力が強みだと自負しています。

―なるほど。車両のデザインにもこだわられていますが、そちらにも何か理由はあるのでしょうか。

トラックって会社の広告塔じゃないですか。だから、とにかく目立つようにしたかったというのが大きいですね。知り合いの社長やドライバーさんたちから、「VIALESさんとこの車見たよ!」と良い情報も悪い情報も入ってくるので、派手な車両のほうがドライバー自身も見られている意識や安全意識が高くなるとも思っています。ドライバーにとって車両は相棒ですから、荷主様からも「いつ見ても綺麗な車両だね」と言っていただけるように『愛車手当』も福利厚生で用意しています。そういった一つ一つの積み重ねが信用となりサービスの質の向上に繋がるのではないかと考えています。

VIALESの魅力は居心地の良さと、裁量が大きいところですね。

部長 井田さん
運送業界歴20年。4社ほど運送会社を経験した後、2015年に入社。ドライバーから部長に昇格して3年目を迎える。

―井田さんからみて、社長はどのような方ですか。

以前勤めていた運送会社から繋がりがあり、ご縁があって入社させていただきました。まだ設立1年目のときに入社したので車両はわずか数台のみ。まだまだ会社自体が軌道に乗っていない時だったのにも関わらず、社長は私に新車を購入してくれました。そんな男気のある社長に痺れましたね。だから、今は恩返しのつもりで会社にできるだけ貢献したいと思っています。もちろん、今でも頑張ってる社員には新車を購入してくれていますよ。

―会社はどのような雰囲気なのでしょうか。

今まで4社ほど経験したのですが、ここが一番働きやすいですね。新人さんが入ってきても、あんまり辞めない環境ではあります。私も含め、経験者は口を揃えて「ここは居心地がいい。自由だから働きやすい。」と言いますね。社長は割とドライバーに自由にやらせてくれるので、まずはやってみろと何でも挑戦させてくれます。もちろん結果が出れば、給与にも反映してくれますし、頑張りがしっかり認めてもらえるのが、気に入っているドライバーが多いです。ドライバー同士も割と仲がいいほうだとは思います。終業後も休憩室で残って談笑したりしています。年齢差もあったりするのですが、感染症が流行る前は一緒にご飯に行ったりもしていましたよ。

―管理者の立場になられて、心境の変化はありましたか。

ドライバーだったころは自分のことだけ考えていればよかったのでラクではありましたね。上に立つとなると全体感を見て判断しなくてはいけないですしね。運転手によって教育方法を少しずつ変えているのですが、教育した子たちが成長した姿を見られるのはやっぱり嬉しいものです。最近では若手ドライバーもどんどん増えてきて、今では半数以上が20代~30代です。世代交代を感じています(笑)私たち教育する立場が、若手と同じ目線に立ってコミュニケーションをとらなければいけないなと日々感じています。

夢は大きく、経営者を目指してほしいですね。

―今後の会社の展望を教えてください。

社員たちに夢を持って働いてほしいという思いが強いです。若手にも中堅にもどんな子にでも平等にチャンスがある。ただ、巡り合うべき人と巡り合わないと叶わない夢もあります。そこは運もあるかな。私自身がそうであったように、夢を持って独立できる社員の後押しができるようなサポートを今後はしていきたいと思っています。直近ですと、入社2年半になる社員が起業目前で準備段階なのですが、当社では最短スピードでの独立になりますね。会社を経営すると、本当に経験値が上がります。責任を持って努力すれば、利益も上がります。同じ組織から経営者が何人も誕生すれば、当たり前ですがグループ全体の規模が拡大しますよね。そうやって、VIALESで活躍してくれている社員たちには戦友としていつまでも横の繋がりを大事にしてほしいと思っています。これからの時代、その繋がりが絶対に自分にプラスとなって返ってきますから。

―VIALES自体を増員増車して拡大するのではなく、グループ全体で成長していくと言うことですね。

現状29台保有しているのですが、30台以上はすべて分社化していこうと思っています。あまり台数を増やすと管理者を立てなくてはいけなくなりますからね。私自身の目が届く範囲内で留め、伸びしろのある管理者たちは巣立っていってほしいという考えです。もちろん、手を広げすぎてサービスの質を落としたくないのもありますね。常に品質は維持し続けた上で、拡大していけるのがベストだと思っています。そうやって子会社が育ってきたら、そろそろ仕事ばかりしてきたので家族サービスもしていきたいですね(笑)

会社概要

  • 社名     株式会社VIALES(ヴィアレス)
  • 本社所在地  〒452-0962 愛知県清須市春日新田8
  • 設立     平成26年12月
  • 代表者名   代表取締役 島廻 陽治
  • WEBサイト  https://www.viales-exp.jp/
  • 事業内容   一般貨物自動車運送事業、産業廃棄物収集運搬業、軽貨物運送事業