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ニッチな霊柩車運転手の求人

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霊柩車の種類もいろいろ

プロドライバーの職種にもいろいろなものがあります。その中でもニッチと言えばニッチですが、社会的意義はかなり高いのが霊柩車の運転手ではないでしょうか。
霊柩車は、ご遺体を運ぶクルマです。ひと昔前のイメージだと、屋根に金ピカの、凝った装飾が施されたクルマを思い浮かべがちです。
「霊柩車を見たら自分の親指を隠せ」なんてよく言われたものです。つまり、「自分の親があの世に連れて行かれないようにする」おまじないみたいなものです。ま、その根拠はまた別にあるようですが。
ただ、今は、目立つ装飾のない洋型霊柩車や、親族らが同乗できる、マイクロバスをベースにしたバス型霊柩車を使ったり、病院からご遺体を搬送する寝台車を霊柩車として使うようにもなってきています。昔ながらの装飾を施した霊柩車を宮型霊柩車と言いますが、確かに最近は街でもあまり見かけなくなったように思います。

霊柩車運転手の就職先もいろいろ

霊柩車の運転手は深夜の仕事もあり、また日曜・休日も関係ありません。人は時間や曜日を選んでは死にませんから。ほかのドライバー同様に交通安全厳守なのはもちろん、ご遺族が葬儀に関して質問してくることもあり、やはり運転や道路事情だけではなく、葬儀に関する知識も持っていなくてはいけません。
霊柩車の運転手になろうと思ったら、就職先は葬儀社か、霊柩車を扱っている運送会社になります。葬儀社の場合、運転以外に葬儀の準備なども業務に含まれることが多いです。運送会社の場合は、霊柩車・寝台車以外の運転も業務に含まれることがあります。
霊柩車の運転手は、ほかのプロドライバーに比べて特別に給料や休日が多いわけではありません。前述したように深夜勤務も珍しくはないです。それでも社会的意義はとてつもなく高い仕事です。人の、人生における最後の尊厳を守る仕事だからです。

霊柩車運転手なりゃこそ

人は“死”を避けては通れません。“死”は社会的地位、収入、外見、能力、運、性別には関係なく、誰にも平等に訪れます。しかし、その一方で人は日ごろ、なるべく“死”から遠ざかって生活しています。だからこそ、その“死”にまつわる職業では、ほかの人が滅多に体験しないことを体験できる、かもしれません。
ご遺族の愁嘆場にも遭遇するでしょう。「大往生でむしろめでたい」と、さわやかにご遺体を送り出すご遺族もあるでしょう。しかし、そんな表面的なことだけでは分からない、人生のドラマが潜んでいるのが、葬儀というものです。

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