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トラックドライバー 体験談

意外とステップアップに生かせる待機時間

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搬入の順番を待つのも仕事のうち

僕は今、製薬メーカーの倉庫から営業所の倉庫などへの配送をしています。
モノを運ぶ運輸関係の仕事は、一般的に注文を受けてから納品するまでの時間の短いことが重要。確実であるとともに迅速であることが重要視されます。
でも、今の僕には意外にも「待つ」ことも仕事の一部なのです。特にそれは、倉庫側での搬入口が少ししかなく、荷が多品種で大量なのにも関わらず入庫作業のスタッフが少ない場合に顕著です。
こんな悪条件の重なるときは入庫作業に時間がかかるので、順番待ちでトラックが何台も並ぶことになります。1、2台ならいいのですが、ときには10台くらいが数珠つなぎになってしまい、1時間以上待たされることもあります。
こうした倉庫が1、2軒ならまだいいのですが、4、5軒あり、それも配送先が距離的に離れていると、残業になってしまう場合も少なくありません。どうしても予定通りにはいきません。

スキマ時間での勉強が案外はかどる

待たされるときは、ひたすら待つしかありません。車の冷暖房や保冷車の機能を維持するためにエンジンをアイドリングしなくてはいけないこともありますが、ご近所に迷惑がかかるので、基本的にはエンジンを止めて待ちます。
台数が多いときには倉庫の敷地外で待つことになってしまい、これもご近所からのクレームになるのですが。
こんなとき、我々ドライバーはどうするか? スマホでツムツムしたり、マンガ雑誌を見たりしている人がほとんどですが、僕は危険物取扱者やマテハン機器運転の資格取得の勉強にあてます。
これがなぜか意外にはかどるのです。自分の家でも勉強しますが、そういう十分な時間のあるところではかえって進みません。でも、待ち時間という限られた時間での勉強は追い詰められる感覚でどんどん進みます。ドライバー仲間たちがゲームで遊んでいる間に自分は次のステップを狙って勉強するという優越感もあるでしょう。
以前は、待たされる時間はイライラするだけだったのですが、逆に今は、こうした時間も大歓迎というゆとりがあります。

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