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トラックドライバー 物流業界

物流業界は陸上輸送技術の飛躍的向上で大きく変わる

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売り手市場でどんどん働きやすくなる運輸業界

少子高齢化で日本の人口がどんどん減っています。でも、人がより豊かな日常生活を送るために陸上交通のニーズは変わりません。おいしい物を食べたい、豊かな暮らしを送りたいという人間の根源的欲求がある限り、どんなモノも移動するからです。
でも、若年人口が確実に減っていることも事実。トラックドライバーの不足は深刻です。昔はガテン系の代名詞でもあり、そこそこいい給料がもらえた時代もあったのですが、一時期長時間労働や過積載などブラックな労働環境が問題になったりもしました。需給関係のバランスが給与も含めての環境条件にこれほど影響する仕事もなかなかないと思うのですが、今のように若いドライバーの不足が深刻になってくると、業界としては働き方と併せ、なんとか環境の改善を図ろうと努力しているようです。

目が離せないトラガールの動きと安全機能の進化

トラック業界では今、次の3項目による取り組みが進められています。
1)労働環境の改善
政府でも今まさに働き方改革の議論が進んでいる最中ですが、その中での象徴的な動きで注目を集めているのが、国交省が主導する「トラガール促進プロジェクト」です。文字通り女性のトラックドライバーの雇用を進めるための条件整備を支援する動きです。
2)各種安全機能の向上
歩行者検知機能付衝突回避支援システム、車間距離自動検出による速度制御・ブレーキ制御、わき見・居眠り検出・警告装置、車線逸脱警報装置、下方・後方などのモニターカメラ、速度リミッターなどの開発が進み、実現しています。昔ならベテランの勘が頼りだった運転技術も不要なほど、安全技術が向上しています。ただし、自動安全機能に頼り過ぎてしまう危険が一方にはあるとの声も挙がっています。
3)トラックの運転を丸ごとロボット化する研究
実際にはもう十分ロボット化も可能とのことらしいのですが。事故が起こった場合の責任をどこが持つのかという問題があります。2)の場合も一部同様な問題をはらんではいますが。
いずれにしてもトラックドライバーのあり方は、ここ数年で大きく変わりつつあります。ガテン系だからという先入観でこの業界を見ていると、大きな仕事のチャンスを逃すかもしれませんよ。

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