ドライバーのための転職情報コラム

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トラックドライバー 体験談

転職して気づいたトラックの魅力

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ワンマン事務所は大変だった

僕はちょうど今年で7年目を迎えるトラックドライバー。メーカーから商社の物流センターへの定期便の配送に携わっている。
最初の3年ぐらいはスーパーのデポに数種類のアイテムを運ぶ4トン車だったが、今は大型免許を取って10トン車の担当になり、運ぶ品目も格段に増えた。その代わり立ち寄り箇所は前の半分くらい。
肉体的にラクになった、かもしれないような、そうでもないような。ま、それはさておき、ドライバーになる前は、実は最初に勤めた会社を辞めて独立し、デザイン事務所を経営していた。これが案外大変で、事務所の地代・家賃、何台かのPCの維持費・更新費用、コピー・プリンター&ファクス機器の費用、通信費など、経費がかかり過ぎた。その割りに売り上げは増えなかったので、事務所をたたんだ。
それで、車の運転が好きだったので現職に就いた。今考えてみれば、1人だけで始めた事務所は見通しが甘かった。ほとんど休みなしのブラック一直線だったのに、ずっと赤字のままで終わった。ドライバーに転職したのは、モノを動かす仕事は絶対必要なので食いっぱぐれないだろうと思ったから。元手はとりあえず健康体のこの身ひとつ。業界に飛び込んでしまえば何とかなるだろうぐらいの気持ちだった。

大きなトラックを任される魅力

まあ、よく言われることだが、大きな会社に所属していれば、それだけその会社の資産を共有していることになるので、額はともかく、そこそこ安定した報酬も得て、高機能なパソコンも、ネットも、コピーもデスクも何でも自由に使える。
デザイン事務所をたたんだときにはそのことも頭にあった。で、実は、ドライバーの中でも特にトラックドライバーを目指したのは、大きなトラックを我が家のようにしているドライバーをトラック専門誌で見たから。こんな大きな、何百万もするようなトラックを自分ひとりでほとんど独占的に使えるなんて、なんて素敵なサプライズ。
しかも必要なものを必要な人たちのために届けるというところも、使命として惹かれた。まあ、超過勤務も多少はあるが、裁量労働という名のブラックなデザイン業界のようなストレスはない。入荷時の待ち時間や道路事情での待機時間には好きな読書や資格の勉強もはかどる。今は定期ルートだが、危険物取り扱いの資格などいくつかの資格も取って上を目指し、いずれは持ちトラでちょっとドヤ顔でもしてみようかと考えてる。

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